✿【自動巻腕時計 両方向巻と片方向巻】 買取専門店 イープレシャスイオン金沢店 石川県 金沢市✿
さてさて・・・
台風19号も温帯低気圧に変わり、秋の装い深まる今日この頃・・・
不定期にブログ更新してまいりますが
本日は機械式腕時計(自動巻)の巻上について書こうかと思います。
(偏ったことで申し訳ないですが・・・)
自動巻の腕時計は装着姿勢によりローターと呼ばれる振り子のようなものが
回転し、ゼンマイを巻き上げる構造になっております。
タイトルにもあるように、どちらの方向にローターが回転しても巻上げができる
【両方向巻】
片方の方向にローターが回転したときにしか巻上ができない
【片方向巻】
の2種類のムーブメントが存在します。
以前に雑誌等でもどちらが巻上効率が良いかなどの意見、雑談などが紹介されていましたが
なんとなく大雑把に書きたいと思います。
両方向巻ムーブメントには切替車(リバーシングギアとも)といわれる
巻上げ方向を左右で切り替える歯車があります。
(スイッチングロッカーというものも一部あり)
赤矢印で表記した紫の歯車2つです。(ロレックスの場合)
この歯車がローターの回転方向により切り替わりゼンマイを巻上げます。
一方、片方向巻のムーブメントにはこの切替車がありません。
一定の方向にしか巻上げができないため、反対の方向にローターが回転すると
空転します。(勢いが良くシャーと回転するイメージかな)
そのため、構成部品が両方向巻のムーブメントに比べ少なく
構造もシンプルなものが多く、部品の摩耗も少ないともいわれます。
(ブランド、モデルによる)
上記を比較したうえで、両方向巻のムーブメントの方が巻上げ効率や構造等の判断で
好まれる方が多いように当方は思いますが・・・
実際のところはどうなんでしょうか?
結論から言うとどちらが良いかはわかりません(笑)
着用者の日常動作によりどちらも甲乙つけがたいと思います。
両方向巻は一見、巻上げ効率がよさそうに思えるかもしれませんが
デットアングルとよばれる切替車が切り替わるまでの あそび のような部分があります。
ローターが一周以上回るのであれば問題はないのですが
半周、もしくはその半分(1/4周)までしか回転しなければ、切替車が左右で替わるまでに
若干の回転角度が必要になるからです。
そうなると少しの回転角度では巻上げがあまりできないということになります。
(メーカー、ブランドによる)
一方の片方向巻は逆にこそ回れば巻上げはされませんが
腕の上げ下ろしや姿勢などにより、正しい方向にローターが回れば
少しの回転角度でも効率が良い巻上げが可能ということになります。
デットアングルがないためです。
メーカーやモデルなどにより巻上げ効率は違いますが
両方向巻にこだわるメーカー
片方向巻を作り続けるメーカー
など見解はさまざまなようです。
機械式腕時計とは奥が深いものです。
語れる物語は無限大です。
メンテナンス次第では一生物として相棒になる存在・・・
機械の仕組み・・・
メーカーの歴史・・・
今後の展開など
知れば知る程、深海の底の誘われるような感覚です。
新しく腕時計を購入される方
現在所有されている方など
その相棒の【性格】【ヒストリー】などを
感じてみるのもおもしろいかもしれません・・・
daisuke
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